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METoA GINZA ②

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授業・学び

品川翔英中学校では、「学び続けるLEARNER」という生徒目標を実現するため、週4時間の「LEARNER’S TIME」の授業があります。校内だけではなく、実際に体験や経験を通して、学びを得るために、校外学習をしております。

 

過去には、日本科学未来館やパナソニックセンター東京、TGG(TOKYO GLOBAL GATEWAY)などへ校外学習に行きました。

過去の記事もぜひご覧ください。 過去の記事はコチラから

 

METoA とはMitsubishi Electric Touch Of Advancement = 三菱電機で未来に触れる という意味の造語です。METoA GINZAではサステナブルな社会実現に向けて、共に学び、共に考え、その先にあるワクワクする社会を共に創っていくという目的があります。

今まで、校内学習ではAIについて学習してきました。今回は、AIが身近になるにつれて便利になることや抱える問題点について考えるためにMEToA GINZAへ行きました。

 

 各体験展示を順番にまわり、未来への課題と向き合ってきました。

↑到着後、説明を聞いている様子

①    アノテーションの疑似体験
AIの開発に欠かせない「アノテーション」。アノテーションとは、テキストや音声、画像、動画などあらゆる形態のデータ1つ1つに、タグやメタデータと呼ばれる情報をラベル付けしていく工程のことです。
ここでは、新設された恋愛蛙化モードを体験しました。こちらは、出題された画像を見て、「許せる」or「蛙化」のどちらかを選び、自分が多数派か少数派かを知ることができる体験です。今までの体験者のデータから統計をとっているそうです。

 

 ↑違うモードを体験

②    空中タッチディスプレイ
タッチパネルモニターの最新技術として、開発された「空中タッチディスプレイ」。画面に触れず操作できることから清潔を保つことができ、空中にディスプレイがあるため第三者からは見えない構造となっています。
不特定多数が触る公共施設や医療機関などでの実用が社会における課題解決に貢献します。また、体験した生徒からは「セルフレジなども空中タッチディスプレイになれば、ほかの人に見られずお会計ができそう」といった声や、「慣れていないから、操作が難しかった。お年寄りには操作が難しそう」といった声がありました。

↑実施者には画面が見えますが…

↑横から見ると画面は見えません。

③    遠隔操作ロボット体験
身近なスマートフォンを操作しながらロボットを遠隔操作する体験です。海岸やゴミ山、山岳地域などで、人が作業するのが困難な場所において、社会課題の解決に向けて考えることができました。

④    AIのブラックボックス謎解き推理ゲーム体験
現在、AIのブラックボックス化が問題となっています。ブラックボックス化というのは、AIが答えを出すまでの過程が不明瞭なことをさします。今後、AIによる医療診断や自動判断などの「人の生活や命」に関わる場合、“なぜその答えに至ったのか”という説明性や信ぴょう性が重要視されます。
「探偵アイの事件簿」では、“なぜその答えに至ったのか”という謎を解明するゲームです。ブラックボックス化されているAIの推理過程を1つずつ解明し、見える化を体験することができました。

 

↑真剣に説明を聞いている様子          

↑スクリーンをタッチし、謎を解明していきます。

さまざまな体験を通し、AIが抱える問題点や課題解決のための新しいアイデアなどを考えることができました。10年後には、AIがより身近なものとなり、厳しい挑戦の時代を迎えると予想されています。だからこそ、人間にしかできないことを見つけ出すことも大切であると感じました。

そして、様々な変化に積極的に向き合い、情報を見極めていくことが求められているため、体験を通して未来を予測できる人になってほしいです。