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【5学年研修旅行 沖縄コース】
授業・学び
1.概要
日程:12月21日(木)から12月24日(日)の3泊4日
主な行先:ひめゆりの塔、平和祈念公園、旧海軍司令部壕、道の駅宜野座、カヌチャリゾートベイ、美ら海水族館、わんさか大浦パーク、国際通り
以下、生徒たちが掲げた旅行の目標です。
・沖縄の自然の知り、環境保護の大切さを学ぶ
・沖縄古来の歴史を学び、伝統文化についての知識を高める
・沖縄の戦争から悲惨さを知ると同時に、米軍統治下の歴史を学ぶ 今回の研修旅行では、研修旅行委員が中心となり、事前学習、しおり作成に取り組みました。
2.1日目
①集合・出発
早朝の集合でしたが、無事全員で搭乗し、沖縄に到着しました。1日目は、曇りでしたが、過ごしやすい気候でした。
②ひめゆりの塔
沖縄戦で亡くなられたひめゆり学徒227名の遺影や、遺品、生存者の証言映像や手記が展示されていました。生徒たちは、証言映像や手記を見て、自分たちと同年代の子たちがどのような生活を強いられていたのかを学んでいました。
③平和祈念公園 公園内には、沖縄線の写真や遺品などが展示されていました。また、沖縄戦で亡くなられたすべての人々の氏名が刻まれた「平和の礎」などもあり、戦争により多くの方が亡くなられたことを痛感している様子でした。
④旧海軍司令部壕
旧海軍のよって掘られた壕が当時のまま残っており、実際に壕の中に入りました。当時使用されていたモールス信号なども展示されていました。
⑤ガイドさんとディスカッション 1日目で学んだことや感じたことを話し、ディスカッションを行いました。ガイドさんのお母様が戦時中に教員をしていたこともあり、教科書には掲載されていないような内容まで聞くことができました。
3.2日目
①道の駅宜野座
ここでは基地問題について知識を深め、実際に米軍基地や、戦車が走る道路なども見学することができました。米軍基地が作られることでどのようなことが起こるのかなども学ぶことができ、社会問題についても考える機会となりました。
②シュノーケリング&クリーンボランティア
実際に、自分たちの目で沖縄の海や魚を見ることができました。きれいな海を見た後は、浜辺に落ちているごみを拾いました。
15分ほどで、ごみ袋3袋分も拾うことできました。海のごみの問題は知っていたものの、こんなに多くのごみが漂流していることに驚きを感じている様子でした。
4.3日目
①美ら海水族館
1時間ほど館内を見学した後、水族館の教育普及プログラムを利用し、バックヤードも見学しました。魚たちの餌を作っている現場、ダイバーさんが大水槽を清掃するために準備している様子など、普段では見学できないところを見学することができ、生徒たちも興奮している様子でした。
②わんさか大浦パーク
マングローブ林について観察した後、カヤック体験を行いました。自然を守るためには、現地の状況を理解し、守るための行動が重要であることを理解しました。
5.4日目
①国際通り自主研修
国際通りには牧志公設市場もあり、沖縄ならではの食材なども食べることができました。沖縄の食文化にも触れることができ、大満足の研修旅行となりました。
②帰京
無事、11名全員で研修旅行を終えることができました。
研修旅行委員長、そしてコース担当者として約1年間よく頑張りました。
大変なことの方が多かったと思いますが、常にみんなのことを考え、行動する委員長のおかげで、みんなが楽しみ学びの多いものとなったと思います。
6.総括
この学年の生徒たちは、新型コロナウイルスの影響により、中学生時代に宿泊行事を行えなかった生徒たちもいます。第5類に移行されたことにより、少しずつ行動範囲も広くなり、今までできなかったことができるようになってきました。
この研修旅行が始まる前に、「集団行動」、「モラル・マナー・エチケットを守ること」、「その施設の方やバスの運転手さんなどに挨拶を忘れないこと」を話し、始めました。初日はなかなか集合時間に集まらないこともありましたが、集団生活を続けることにより、「みんな」で行動することを意識できるようになりました。
普段できないことは、できないことを痛感したことは良い経験だったと思います。
この経験から学んだことを活かし、受験学年として襟を正し、学校生活を送っていきたいと思います。