中学校教育

中高一貫コース・カリキュラム

「LEARNEŔS TIME」は、外部とつながる時間として設定をしています。品川の地を活かし外に飛び出していく授業を展開していきます。
また、学校の中にいても、“最先端技術を知る” “社会問題にかかわる” など外部を含めた様々な大人、“外部とつながる” 活動を通して世の中を見て、いろいろな人と触れ合い、生徒の可能性を伸ばし、「勉強する目的」「勉強するエネルギーを作る」時間と位置付けています。

LEARNER'S TIME【1年・2年・3年】 プログラム

●年間スケジュール(2024年度参考)


1年

  • 長ーい自己紹介(自己分析)

  • 文化祭で演劇発表(1グループ5〜10人、AI等を利用)

  • AIを通した作成スキルの獲得

  • プログラミングでの制作物(ホームページ作成)

  • 保護者会前にAIを通して、保護者に感謝の曲を作成する

  • Problem Based Learning(学校が提示した課題を中心とした活動)

  • エクセルを通したプログラミング思考の獲得

  • 探究成果発表会②(1月)

  • ちょこプロの実践(探究の導入)と探究成果発表会の開催(7月)

  • 振り返り作文(中学生になって、1年間、私はどう変わったか?)

  • Minecraftカップへの出場(デジタル上での制作物作成)


2年

  • AIを活用し、紙芝居の作成(画像生成、曲の生成)

  • 研修旅行に向けた自己分析

  • ちょこプロの実践(探究の導入)と探究成果発表会の開催(6月)

  • 研修旅行に向けたProject Based Learning

  • Minecraftカップへの出場(デジタル上での制作物作成)

  • 研修旅行の企画・旅行会社と打ち合わせ

  • Problem Based Learning(学校が提示した課題を中心とした活動)

  • 研修旅行に向けたProject Based Learningの発表会(12月 or 1月)

  • Problem Based Learningを基に文化祭で出展 or 展示

  • プログラミング(アプリの作成)


3年

  • AIによる制作物作成スキルの獲得

  • 研修旅行に紐づいた出店@文化祭

  • AIを使用した制作(何を作るかは検討中)

  • 研修旅行実施

  • 研修旅行の行き先決め

  • 研修旅行に紐づいた企業・団体訪問(研修旅行終了後2件以上)

  • 探究成果発表会(1月)

  • テーマに基づいた企業・団体への訪問(前期に2件以上)

  • 立志の誓いに向けた自己分析

  • 探究成果中間発表会(7月)

  • 卒業小論文の作成

  • Minecraftカップへの出場(デジタル上での制作物作成)

学ぶ愉しさを見つけよう

学び続けるLEARNERを育成するため、毎週の授業時間に組み込まれているプログラムが「LEARNER´S TIME」です。 「探究学習」を中心に、生徒一人ひとりが「作りたい未来」を描き、その未来を実現するための「能力」を身につける時間を中学生に用意しています。そこでは、社会人になる10年後を見据え、近い未来の社会で必要な資質・能力を生徒とともに考え、形にしていきます。また、「主体性」「創造性」「協働力」のような非認知能力の育成を目的とし、学校外での学習活動を実施します。
このプログラムを通して、生徒一人ひとりが「よりよい未来」を描き、その未来を実現するために貢献できる資質と能力を育成します。


●未来を描く


キャリア教育


中学生が一人で卒業後のキャリアを描くことは簡単ではありません。少しでも具体的なエピソードから、「学び続ける私」を想像するため、大学と連携した機会を設けています。
教育連携協定を結んでいる京都先端科学大学附属中学高等学校とのつながりから、京都先端科学大学の学部長からご講演いただきました。また、本校の教育アドバイザーである公立はこだて未来大学の美馬のゆり先生にもご講演いただきました。 未来の社会を描くだけでなく、生徒自身の生き方を描く機会も多彩に設けています。

「学ぶ地、品川」の人々の今


「社会は一人ひとりの生活で成り立っている」ことをつい忘れてしまうことがあります。私たちが学ぶ地域である、品川を舞台に「どのような人が品川にいるのか?」をインタビューで調査し、「実社会に則した未来」を描きました。

生成系AIの体験と私たちの未来


注目を集めている生成系AIを体験し、生徒とともに「AIと共存する未来の可能性と危険性」を考えました。スマートフォン同様に、生成系AIが世の中に浸透した際のメリット・デメリットを踏まえ、「どんな社会にしたいか」を考えました。

生まれてきてからの“私”


未来に生きる私には、どのような過去があり、どのような状態の今があるのでしょうか。グループワークや課題を通して、さまざまな経験からできている“私”に向き合いました。定期的に実施し、「作りたい未来」に「私がどう貢献するか」を探り、言葉にしました。


● 実現できる資質・能力を育む


探究学習


生徒自ら、課題を設定し、探究活動を実践しています。生徒によって多様な発表が生まれ、生徒は楽しみながら学習に取り組みます。中学2年では、外部のコンテストに応募し、賞を受賞しています。中学3年では、3年間通して学んだことを論文としてまとめます。

生成系AIを使った劇の制作


生成系AIを体験するだけでなく、機械から出力される内容を批判的に思考し、改善することで、新たな価値の創造を目指しました。 人と機械の協働により、新たな価値を創造する能力の育成を目指しています。

貢献学習・道徳


自分について、他者について、それらを取り巻く社会について考えを深め、よりよい生き方を見つける機会を設けています。地域のゴミ拾いから始まり、生徒が身につけた能力を他者や社会にどのように還元するかを考えます。また、生徒自身が企画し、校外で活動することもあります。能力だけでなく、「主体性」や「貢献する力」などの資質も育んでいきます。