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「Global Simulation Gaming(GSG)」に参加しました。

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京都先端科学大学付属中学校高等学校(KUAS)にて行われたGlobal Simulation Gaming (GSG)に参加しました。

Global Simulation Gaming (GSG)とは、東京⼤学と⽴命館⼤学国際関係学部で開発されたシミュレーション・ゲーミングで参加者がそれぞれのアクター(国際関係における主体)になりきり、国際政治や国際経済の動きの中で、課題設定、政策立案、交渉、条約締結、政策行使という一連のプロセスを疑似的に体験をするものです。今年度のテーマは「国際的な供給網」でした。本イベントは、生徒たちが特定の国の代表者として、他国と交渉や協力を行う模擬国連形式のプログラムです。GSGは英語のみで進行するため、交渉はすべて英語で実施されました。そのため、高い英語力と国際的な知識が求められるイベントとなりました。

本校の生徒たちはカナダとオーストラリアの代表として、他国の代表者とともに「国際的な供給網の課題解決」に取り組みました。さまざまな解決策が提案される中で、本校の生徒たちは実現可能で適切な解決策に焦点を絞り、これらの課題に対応しました。その結果、10以上の条約を作成し、問題解決に向けた具体的な提案を行いました。

その後、G7、国連、BRICSなどの議会に参加し、他の途上国と協力して決議の策定に向けた議論を行いました。この会議では、各国の代表と意見を交わし、議論を重ねた上で、約1時間後に決議案を提出しました。

次に、国連全体議会が開催され、「国際的な供給網の課題」についてさらに議論を深めました。各国の代表と意見交換を行い、約3時間の議論を経て最終的な決議書を作成しました。

今年度のGSGには、本校の5年生2名と4年生4名が参加しました。5年生の2名は昨年度のGSGにも参加した経験者であり、後輩たちに対して貴重な助言を行い、大きく貢献しました。新たに参加した生徒たちも熱意をもって取り組み、来年度のさらなる活躍が期待されます。

数週間にわたり、交渉計画の立案等に綿密な準備をしました。イベント当日は他校の生徒たちと積極的に意見を交わし準備した成果を発揮していました。