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メンターウィーク統計講座(データ分析)

授業・学び

【統計講座の目的=統計を使おう】
商品開発、医学、心理学、スポーツなどなど、どんな業界でも、データをもとに新しいものを生み出したり、改善したりと世の中にはデータがあふれています。
このデータに関わるのは大きく分けて2つの立場からです。データ分析する側とそれを受け取り理解する側です。生徒たちが今後どちらの立場でも積極的に統計を使っていくきっかけになることを目的として本講座を開講しました。

【データの読み取り=批判的思考力を身につける】
本講座は2部構成で行いました。第1部では受け取る側として、そのデータを信じていいのか理由をつけて考える批判的思考力を身に着けることを目標としています。実際にデータを見て考察してもらい、別の視点から見ると違った考察が生まれることを実感してもらいました。

第1部データを見て考察している様子

【データ分析の方法】
第2部ではデータ分析する側として、データ分析できるようになるというよりは、データ分析はExcelや統計ソフトを使えば誰でも簡単にできることを実感してもらうことを目的とし、t検定や相関分析を手本に見ながらできるようになることを目標としました。例題を一緒に行い、練習問題を一人で手本を見ながらやってみるという流れで行いました。

第2部t検定の例題に取り組んでいる様子

第2部相関分析の例題に取り組んでいる様子

【予見=計画を立てて講座に臨む。しかし……】
生徒には予見として、講座の目的や目標を伝える前に「この講座を通して、どんな力をつけたいか」を書いてもらいました。「データを正しく読み取れるようになりたい」「相手に説得できるようになるためにデータ分析したい」というコメントから感じたのは、データ分析を身近に思えていない印象でした。

予見をしている様子

【振り返り=講座によってどのような力がついたのか】
講座終了時に書いてもらった振り返りシートには「統計で具体的にどんなものが調べられるのか知ることができて有意義な授業だった」「何かを比較する力や先生の実体験から統計は社会で役に立つ分野だと思いました。」などと書かれていました。また、すでに「大学で心理学部に行く予定なので活かしたい」「将来の仕事で商品開発などに使いたい」など今後積極的に統計を使っていこうという姿勢が見られました。