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SONY訪問特別講座

授業・学び

「みなさんは最近クリエイティブな活動をしていますか?」
こんな問いから始まった本講座。
12月22日(金)、中高一貫部の3年生と4年生を対象に希望者を募り、本校と同じ品川に本社を構えるソニー株式会社のオフィスへ訪問しました。
本講座は、株式会社ソニー・グローバルエデュケーションと柴田校長が直接打ち合わせを重ねて実現した講座でした。
スタートは、ソニーグループのPurpose(存在意義)である「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」を教えてもらい、利益だけではない企業の精神があることを学びました。
ソニー製品の「KOOV」というロボット・プログラミング学習キットを用いたものづくり体験、ソニー社員さんとの座談会、一般非公開ショールームのオンラインツアー見学と、1日かけての講座はとても充実していました。

「KOOV」のプログラミング操作を簡単に学び、プログラミングで使用していたパトカーを全てバラバラに分解します。その後、「部品の再利用」というサステナブルの視点で、各パーツや様々なセンサーを使ってクリエイティブなものを作っていく活動をしました。
中高生だと、良いものを作ろうと逆に手が止まってしまうことがあるそうですが、本校の生徒たちは創造性に長けているのか(普段から縛られていないからか?)、各グループで話し合いながら、クリエイティブな作品をプログラミングで動かしながら短時間で作成していました。
中学1年生の頃から、校内ではプログラミング学習をしてきましたが、これまでは画面上のロボットを動かすようなプログラミングであったのに対して、実際のロボットを使用したプログラミングでは、その場の環境の影響を大いに受けるため、理屈通りのプログラミングを組んだとしても簡単にはうまく動いてくれません。
トライアンドエラーを楽しそうに繰り返して、より良い理想の動きをするロボットをそれぞれ創意工夫して作れていました。

社員さんとの座談会では、なかなかお話を聞く機会の少ない理系のエンジニアや文系の営業職の社会人とお話ができ、学生時代のお話や進路をどうやって自己決定して進んできたか、苦手な教科の学習はどのように克服したか、仕事をするにあたって必要な力は何か。
沢山の質問をすることができました。
ソニーの風土も教えてもらい、仕事は自主的にものを考えることの連続であることを知りました。
話を聞いた生徒は、「結局、今の品川翔英での学びと社会でやっていることは同じことなんだ、誰かからの指示があって動くのではなくて、色んなことを自分で考えて動いていくことがやっぱり大切だということが分かった」と話してくれました。
本校の校訓「自主・創造・貢献」、育てたい生徒像「学び続けるLEARNER」が、社会で求められていることと一致していると本当の意味で気づけた生徒は、自己実現・進路実現に一歩も二歩もリードできたと思います。
品川翔英は、多くの企業が集まっている品川にあります。
都心の学校だからこそ、校内では学べない学びをこれからも積極的に実践していきます。